2006年03月03日

「神無き月十番目の夜」 飯嶋和一



神無き月十番目の夜

引き続き恩田さんの「小説以外」で紹介されていた本シリーズ。
ものすごく重い話なのにがっつり引き込まれてもうた。すごい。何よりタイトルがかっちょいい。これは読んで良かった!
関が原の戦いが終わり徳川の支配が始まった頃、常陸国北限の小生瀬という村で村人丸ごと消えてしまうという事件が起きる。そして派遣されてきた大藤嘉衛門は地元の者が「カノハタ」と呼ぶ土地に通ずる山道で夥しい数の死体を発見する…いったいこの地で何が起きたのか?---「恭順か、抵抗か」体制支配の波に翻弄される土豪の村の悲劇。
百姓は生かさず殺さずの時代へ。社会科の授業でさらっと流された検地が実はどんなに馬鹿馬鹿しくもひどいモンだったかが描写されとります。この地の肝煎である石橋藤九郎がかっこ良かった。でも読んでて辛かった(T_T)彼の何とか村を守ろうという思いとは裏腹に、先や全般を見通せない下の者の暴走により村はどんどん追い詰められて行ってしまう…
他の作品もぜひ読んでみたいと思った一品。

posted by 福来 at 00:00| Comment(3) | TrackBack(1) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
福さん

こんばんは。トラバ残さしてもらっただけなのに、コメント残しに来てくださってありがとうございました。
自分のところのブログにも書いたのですが、銀英伝やバナナフィッシュは趣味が合いますね!!
もし良かったら福さんのオススメ本をご紹介ください。

それから、ブログの左下にリンクを貼らせていただきました。
もしご迷惑だったらはずしますのでおっしゃってくださいね。
Posted by やぎっちょ at 2006年05月16日 01:33
コメントありがとうございます。
私もBOOKMARKにリンク張らせていただきました(^-^)
Posted by 福 at 2006年05月16日 16:52
を!ありがとうございます!!
それからオススメ本も。早速購入しますね。ブログUPは今月か、ひょっとしたら来月になるかも、です!!
Posted by やぎっちょ at 2006年05月17日 13:08
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神無き月十番目の夜 飯嶋和一
Excerpt: 神無き月十番目の夜 ■やぎっちょ評価コメント 完全フィクションかと思いきや、歴史の狭間に埋もれた小さな事実ベースです。 まず、作者の描写力が凄い。まるで1600年代の景色がありありと目に浮かぶよ..
Weblog: "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
Tracked: 2006-05-14 00:49
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