2006年11月30日

「胡蝶の鏡」篠田真由美



胡蝶の鏡
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
第3部開幕。「塔の中の姫君」(「桜闇」に収録)で親の反対を振り切ってめでたくベトナム人と国際結婚したお嬢様・四条彰子さんのお話。祖国が2つに引き裂かれるのは悲劇だ。留学中にも小さな頃船で親族一同で脱出してきたという東南アジア出身のクラスメイトがいた。その時お祖父さんと弟と別れてしまい2人とはそれきりだと言っていた。この話の中でベトナム人のロン(彰子の夫の弟)が昔を語るのを読んだ時、あのクラスメイトが壮絶なはずの話を淡々と語っていたのを思い出した。最後の入れ替えトリックはちょっと甘い気もしたけど、物語としてはとても良かった。建築家伊藤忠太のことをもう少し知りたくなった。
京介ファンには申し訳ないがそろそろあの意味深な仄めかしモノローグは私の限界域に達しているのでせっかく第3部開幕したがここら辺で打ち止めかな(^-^;;)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月27日

「Ave Maria」篠田真由美



Ave Maria
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ番外編。
蒼の過去の事件(シリーズ第5作「原罪の庭」)に関わる話。大学2年になった蒼が主人公。正直蒼は好きじゃないのだが、とりあえず読んでみた。が、やはりツラかった(>_<)くわぁ〜ダメだぁ〜何ていうか生理的に受け付けないよ、彼は。もうイライラするわ腹立つわ精神的によろしくない(笑)唯一の救いは篠田さんの相方さんが昔撮られたという表紙に使われた写真がステキだったこと。これはホントに良かった!


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

「失楽の街」篠田真由美



失楽の街
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。第2部完結。
同潤会アパートを題材にネットの海に潜む東京爆破事件を絡め古き良き時代への郷愁や訣別といった趣。今回は神代教授たくさん出てきてます(^-^)「綺羅の棺」と同時期の話なので京介たちは最初タイに行ってて不在なのじゃ。ふふふ。ストーリィ自体は強引な感じが否めなかったけど、ともかく神代教授は良かったし今回のヒロインも良かった。


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月23日

「綺羅の柩」篠田真由美



綺羅の柩
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
1967年マレーシア山中の保養地から消えたシルク王、ジェフリー・トーマス。その30年後シルク王失踪事件に京介が挑む…これは結構面白かった。ヒロイン(おばさまだが^-^;;)いい感じ。それに比べて遊馬朱鷺のひどいこと(笑)ってゆーか何でこんな女と一緒になったんだよ、遠山先輩〜(>_<)すっかりツマらん男になってもうてがっかりだよOTL
しかしあのレストランの料理といい深春の料理といい美味そうだ。タイ料理食べたくなる〜


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月21日

「月蝕の窓」篠田真由美



月蝕の窓
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
那須高原に建つ明治時代の洋館「月映荘」での事件。桜井京介危機一髪なお話。ぼろぼろにやられてます(^-^;;)
雪月花な感じで霊能者である美少女も出てきたりしてそして京介は今更言うまでもなく超絶美形なわけで、とても美しい世界。
こんなに読み進めてきてナンだけどやっぱりどうしても私は入れない。建築は興味あるから面白いけどとにかく好きになれる人物がいない。(かろうじて神代教授は好きだが今回不在…)そろそろ限界かなぁ〜


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月17日

「チーム・バチスタの栄光」海堂尊



チーム・バチスタの栄光
たまたま同時期に複数の人間から「これおもろいで」と推薦を受けたので読んでみた。うむ、確かに面白い。厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔と不定愁訴外来担当という名の窓際医師・田口公平のコンビが笑える。といっても前半は人のイイ田口さんがずっと話を進めて行って、後半白鳥が乱入(?)してくる感じ(笑)この白鳥が奥田英朗さんの書くトンデモ精神科医・伊良部に匹敵するキャラクターで実際いたらヤな感じ(爆)もっとも白鳥にしてみれば一応妻もいるようなので伊良部と同列にするなと思うかもしれないが…(^-^;;)続編が出てるそうなのでそっちも読んでみようっと。


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

「仮面の島」篠田真由美



仮面の島
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
ようやく間違えて最初に読んじゃった本に追いついた(笑)第2部の2冊目。舞台はヴェネツィアです。思わせぶりな女性のモノローグがあちこちに散りばめられてます(^-^;;)ストーリィ構成は私の好みではないのだけど、事件的には面白かった。こういう自らの手は汚さずに事を成していくって感じの犯人(?)は良いですな(笑)ヴェネツィアの情景描写は美しいです。イタリアはローマとフィレンチェしか行ってないんでぜひヴェネツィア行ってみたいものじゃ。そしてカフェ・フローリアンで神代教授の飲んだチョコラーテ・コン・パンナを私も飲むのだ!(爆)


posted by 福来 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(1) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月07日

「スイッチを押すとき」山田悠介



スイッチを押すとき
ネットTVで成宮君がやっていたドラマの最初の方だけ見てなかなか面白そうと思ったのだが、時間がなくて残りを見損なったので原作を読んでみた。残念ながら想像してたほど面白くなかった。途中の展開も「おい、そーいくんかい!」と悪い意味で裏切られ、ラストのどんでん返し(なんだろうな、コレは…)も「そんなこっちゃないかと思ったけど何だかなぁ〜」とかなり残念。いや、私が読む前に脳内で勝手に話膨らませ過ぎてただけなんだけど(^-^;;)
増加する青少年の自殺に終止符を打つため国が打ち出した自殺抑制プログラムというプロジェクト。無作為に選出した子供達を施設に閉じ込めて外界の誰とも接触を持たせず無為の日々を何もない部屋で過ごさせる…与えられたものは1つのスイッチで、それを押せば一瞬で死ねる…高ストレス下に置かれた子供がどういう状況になっていくか記録する、という実際にはまず有り得ない設定。次々死を選んでいく中、生き残っていく4人がとても切なかった。全体のストーリィは別としてこの4人は良かった。もっとどうにかしてあげたかった(T-T)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

「桜闇」篠田真由美



桜闇
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ短編集。
二重螺旋構造の建物をモチーフにした話4編とその他いくつか。私、実は螺旋好き(笑)螺旋階段とか訳もなくウキウキわくわく(^0^)/ちなみに会津の「栄螺堂」も登場してました。ちょっとイヤな感じの話でしたが…(>_<)他の話に登場した二重螺旋の建物も観に行ってみたいなぁ〜
ちなみに本のタイトルにもなってる「桜闇」という話はとても良かった。内容的には何も明かしていないので中途半端感は否めないが個人的にこういう映像美的な話は好きなので(^-^)実は(こんだけシリーズ読んでて言うのもナンだが…)桜井京介自体はどうも好きになれないのだが、この話の京介は良かった(笑)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

「原罪の庭」篠田真由美



原罪の庭
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
うわぁ〜やっと蒼の秘密に到達。ちょっと予想外に”恐るべき子供”だったんだけど。ストーリィ的には今までの中で一番好きかも。
しかし、物凄く凄惨な話ではありますが…何せガラスの棺を思わせる大きな温室が一面血塗られている上にそらもう非道い状態の死体がゴロゴロ( ̄□ ̄‖)そしてただ一人生き残った少年は言葉を失い他者との交流も拒絶し魂は彷徨したまま月日が過ぎていく。果たして彼の魂は救済されるのか?

…てなわけでようやく第1部終了。ホントはこの前に1冊あるんだけど飛ばしちゃった(^-^;;)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

「翡翠の城」篠田真由美



翡翠の城
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
一族支配の続く名門ホテル。その創業者の娘(といってももう95のお婆様)が住む碧水閣の取り壊しを巡って後継者争いが勃発。
今回は「建築」満載。帝国ホテル設計関連の興味深いエピソードがあったり等等なかなか面白かった。京介がついてる大学の教授が海外から戻ってきて登場。彼がまた黙ってれば素敵なおじ様なのに下町せんべえ屋の倅で超べらんめぇなしゃべりがイカス(笑)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月18日

「玄(くろ)い女神」篠田真由美



玄(くろ)い女神
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
昔旅先でインドで起こった密室(?)殺人事件の関係者が10年後日本で集って再び惨劇が起こる…京介の初恋の人かも〜?な人が登場。相変わらず蒼は謎のまま。今回「建築」あまり関わらず。
ラストのどんでん返しは面白いけど、何と言うかまたしても登場人物の感情についていけなかった(^0^;;)どうにも私には理解出来ない愛憎劇(笑)大体何故あの男を…って、まぁそんなの所詮当事者でなければわからないしな(爆)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

「未明の家」篠田真由美



未明の家
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
というわけで、第1弾!(笑)1巻目を読んだら蒼の謎が出てくるのかと思ったら蒼のエピソードは何もなかった。謎のままなのか…がっくし。
この話は結構強烈な姉ちゃんたちが出てきます(^-^;;)きっぷのいい姉ちゃんは好みだが、この話に出てくる彼女達はどうも違う路線の派手さがあってあまり好きになれず。でもじさまはイカしてたっす(爆)



posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

「美貌の帳」篠田真由美



美貌の帳
『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ。
てっきり最初だと思って読んだら何といわゆる第二シーズン開幕!な巻であった。失敗。シリーズ物は最初から読まないと気がすまないタチなんでちょっと悔しい(>_<)おかげで謎の設定があったり既出の登場人物とかもあって気になっちまった。建築自体好きなので建築探偵ってのに惹かれて読んでみたのだが、話自体は面白かった。京介がめっさ美形っていう設定は少女マンガっぽくてあまり落ち着かないのだけどま、いっか(笑)子供とのコンビは好きじゃないので京介と遠山先輩の絡みはグッド(爆)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月10日

「邪魅の雫」京極夏彦



邪魅の雫
久々に京極。今回新刊情報全く聞いてなくてたまたま茶店の隣の席でめっさ分厚い本読んでる男性がいて思わず覗き込んだら京極でしかも知らんタイトルで慌てて購入したよ(笑)<以下ネタばれあり>

帯のあおり文句から探偵大暴れかぁ?と榎木津ファンの私はうきうきで読み進めたのだが残念ながら今回エノさん全く本領発揮せず。がっくしOTL代わりにといっちゃあ何だが益田君と青木君が頑張っていた(^-^)話的にはちりばめられたものがきっちし収束に向かっていてその辺りはやはり見事じゃのうと思った。まぁそんなこんなで榎ファンとしてはちょっとがっかりではあったが分厚い本を持って回って(笑)最後まで読んだかいがあった!(満足)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

「ネクロポリス」(上・下)恩田陸



ネクロポリス 上
うーーん何だかなぁ。そんなに悪くはなかったけどやっぱりこれも後半しょんぼりな感じだったなぁ〜(>_<)
アナザー・ヒルという聖地ではヒガンというお祭り期間に「お客さん」と呼ばれる故人と再会できる…という設定とか世界とかは面白いし次々起きる事件とかもわくわくどきどきさせてはくれるんだけど、何かいろんなことがあやふやなまま無理やり終息されてしまう感が強いというか…
いろいろてんこ盛りでフォーカスされてないから消化不良な気分になるのかも。話運びとか面白いんだけどなぁ。個人的には映画のエピソードがすごいぞくぞくしたんだけど意外とあっさり流されて残念だった。上下巻で長いと思う人も多いみたいだけど、いっそのこともっと長期連載でも良かったかも。


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

「おしどり探偵」アガサ・クリスティー



おしどり探偵
ポアロとマープルさんとパーカーパインは読んでたけどそういえばこの夫婦ものは一つも読んでいなかったことに気づき今更だが読んでみた。もともと日常に退屈していた夫婦(というか主に妻^-^)が英国秘密情報局長から探偵事務所の仕事を依頼され、そこでまぁいろいろと起こる数々の事件…てな感じ。かなり茶目っ気ある夫婦で面白かった。
まぁこのテのコンビものではやはりクレイグ・ライスが私は好みですがね。←会話が小気味良くておしゃれ〜(^-^)


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月14日

「ユージニア」恩田陸



ユージニア

うにゅ〜(>_<)またしても失速。恩田さんははなっからこういうスタンスなのかもしれないけど、私的には着想をまとめぬまま突っ走っちゃった感満載です(T-T)
話の進め方とか文章とか上手いと思います。着想も面白いと思います。でもところどころで感じる違和感と話の始末の仕方がどうにも落ち着きが悪くてやはり読後感が…(^-^;;)。最大の違和感は何よりこの書き手である「私」(雑賀満喜子)の存在がわからないということ。別に謎は謎のままという作り自体は嫌いではないけれど、立ち位置があやふやだと読んでいてしっくりこない。さて、次は「ネクロポリス」か?


posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月10日

「エンド・ゲーム」恩田陸



エンド・ゲーム

常野物語です。待望の続編です。恩田さんは大好きなんですけど、大好きなだけに「あれれ?」てことがよくあって…(^-^;;)
今回も残念ながら私的には「あれれ?」な方でした。「蒲公英草紙」はとても良かったんだけどなぁ。何だか無理やりひた隠しにして謎を謎にし過ぎて上手く終息しなかった感がありました。これはまぁ過去私がハズした(と感じた)恩田作品に共通することなんですが。個々の文章表現とかは相変わらずステキなんですけどね。最後スッキリしなくて残念でした(>_<)



posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

「ツール&ストール」大倉崇裕



tool.jpg


とってもお人良しな大学生・白戸修くんが、本人の意思とは裏腹に事件に巻き込まれては翻弄されつつも大団円にもってっちゃう。コンパクトでとても楽しかった!何事にも真剣で、実際こんな子いたら私なんかもうじれったくて仕方ないんだけど小説だから応援しちゃう(笑)そして今後もぼんやりうかうかと事件に巻き込まれて本になるといいな(爆)
posted by 福来 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。