2006年09月11日

「チョコレートコスモス」恩田陸



チョコレートコスモス

「ネクロポリス」より先にこっちを読了。ガラスの仮面っぽいよと聞いていたのでちょっと心配でドキドキだったのだが(笑)面白かった。言われているほど「ガラスの仮面」ではなかった。というか確かに進め方とか個々のエピソードは共通するものがあるとは思うけど、根本的に「ガラスの仮面」とは全く違う話だと思った。
まず、この主人公の佐々木飛鳥はマヤのように「芝居が好き」「演技がしたい」というわけじゃないという時点で決定的に違う。舞台の向こうの暗がりにある何か…そんなえたいの知れないものに気づいてしまったというかとりつかれてしまった少女の旅立ちの話って感じ?(笑)
多少なりとも芝居をやっている身としては「向こう側」に行ってみたいものだがやはり飛鳥レベルでないとそれも叶わないんだろうなぁ〜(^-^;;)飛鳥の戦慄するほどの演技を生で見てみたいものじゃ。


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2006年08月14日

「ユージニア」恩田陸



ユージニア

うにゅ〜(>_<)またしても失速。恩田さんははなっからこういうスタンスなのかもしれないけど、私的には着想をまとめぬまま突っ走っちゃった感満載です(T-T)
話の進め方とか文章とか上手いと思います。着想も面白いと思います。でもところどころで感じる違和感と話の始末の仕方がどうにも落ち着きが悪くてやはり読後感が…(^-^;;)。最大の違和感は何よりこの書き手である「私」(雑賀満喜子)の存在がわからないということ。別に謎は謎のままという作り自体は嫌いではないけれど、立ち位置があやふやだと読んでいてしっくりこない。さて、次は「ネクロポリス」か?


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2006年08月10日

「エンド・ゲーム」恩田陸



エンド・ゲーム

常野物語です。待望の続編です。恩田さんは大好きなんですけど、大好きなだけに「あれれ?」てことがよくあって…(^-^;;)
今回も残念ながら私的には「あれれ?」な方でした。「蒲公英草紙」はとても良かったんだけどなぁ。何だか無理やりひた隠しにして謎を謎にし過ぎて上手く終息しなかった感がありました。これはまぁ過去私がハズした(と感じた)恩田作品に共通することなんですが。個々の文章表現とかは相変わらずステキなんですけどね。最後スッキリしなくて残念でした(>_<)



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2006年08月08日

「ツール&ストール」大倉崇裕



tool.jpg


とってもお人良しな大学生・白戸修くんが、本人の意思とは裏腹に事件に巻き込まれては翻弄されつつも大団円にもってっちゃう。コンパクトでとても楽しかった!何事にも真剣で、実際こんな子いたら私なんかもうじれったくて仕方ないんだけど小説だから応援しちゃう(笑)そして今後もぼんやりうかうかと事件に巻き込まれて本になるといいな(爆)
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2006年07月31日

「孤虫症」真梨幸子



孤虫症

たまたまどっかのサイトで夏のホラー特集とかいって紹介してあったのでうっかり読んでみたが、気持ち悪いだけだった。がっかり。
いや、こういうタイプの話が好きな人も多いのかもしれないけど、私はどうにも生理的に合わなかった。残念。何というか女性の描く陰な女と相容れないみたい(^-^;;)ネガティブな思考や描写ってイラついてしまうので…
どちらかというと怪談的ホラーではなくハリウッド的ホラーです。(なんじゃそら^0^;;)
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2006年07月30日

「雨と夢のあとに」柳美里



雨と夢のあとに

「劇団キャラメルボックス」の芝居を観た。原作が柳美里の小説と聞いてちょっと驚いた。彼女の本は2冊程読んだが、生理的に合わなくて正直好きではない作家だった。しかしこの芝居の話はとても良かったので、こういうのも書くのか、と思いさっそく原作を読んでみたのであった。
しかし結論から言うと、残念ながら彼女の小説はやはり好きになれそうもない。ストーリー展開も、登場人物も、私的にはキャラメル版の方が断然良かった。舞台もう一度観たかったなぁ…
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2006年07月20日

「砂漠」伊坂幸太郎



砂漠
しつこく伊坂幸太郎(笑)
”砂漠”(=社会?)に出る前の”オアシス”(=大学)での出来事を綴る青春小説…って感じですか。私の大好きなサン=テグジュペリの「人間の土地」が背景に流れてる感があって(実際文章のあちこちで引用もされている)嬉しかった。実際側にいたらすっごい鬱陶しくてイヤだろうなと思われる西嶋も読み進めていくとだんだんイイ奴に思えてきたり(笑)超能力は付け足しみたいな気もするけどそんなことも普通にひっくるめて爽やかに楽しめるかと。

余談だが「人間の土地」は中学の頃冬休みだかなんかの感想文の宿題の課題で、本は買ったもののほったらかしで提出日の朝出掛けに玄関で後ろの解説だけ読んで即席で書いたにも関わらず先生に大絶賛されて(^-^;;)ものすごく申し訳ない気分になり、改めてちゃんと本文読み返したところその素晴らしい話にガツンとやられて大感動したという思い出が…はは。
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2006年07月14日

「死神の精度」伊坂幸太郎



死神の精度
そしてまだまだ伊坂幸太郎。死神さんのお仕事を追った短編連作集。面白かったー!やっぱ伊坂さんはええのぉ〜(しみじみ)
映画『ベルリン天使の詩』で天使さんたちは図書館に集ってましたが、この本の死神さんたちはCDショップに集います。「ミュージック!」とうきうきする死神さんはラブリー。それ以外はまったく感情を出さず(ってゆーかないのか)淡々と人間と関わっている(=仕事してる)設定も秀逸。こんなに感情がないのにストーリィはしみじみ感動的。
ラストは、前述の『ベルリン天使の詩』で人間になった天使の視界がカラーになる感動を彷彿させました。ええ話じゃ( ̄▽ ̄)

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2006年06月29日

「魔王 」伊坂 幸太郎



魔王
そして引き続き伊坂幸太郎。これもハズさなかった。すごい。タイトル秀逸。
一人の若き政治家によって日本が変えられようとしている時、ある兄弟がそれぞれの立場からそれに立ち向かう…みたいな説明が書かれていたけどそれもちょっと違うような…(^-^;;)難しい。
憲法改正とか日米関係とかいろいろリアルタイムな話題が出てきて、それこそ自分達はこんなにも危うい場所に立っているのだと気づかせながらも、その実でもやっぱりそんな遠い話より明日の自分のことが気がかり、なんてそういう大衆の愚かさというか哀しさが漂ったりもして決して明るい話ではないのに、読後に残ったのは何処までも続く青い空と飛ぶ鳥で、それはそれは清々しい気分だったりする。
個人的には9条は改正したらアカンと思うけどね。1回プチ改正したら後はどうとでもなし崩しだろうから。消費税だって初めて導入された時はあんなに大騒ぎしたのに5%に引き上げられた時はそれほどでもなくあれ?いつの間にと思ったくらいで、きっとこれからもどんどんあっさり上がるよ。そんなもんだよ。人に委ねちゃうのは楽チンだけど後が恐いよね。

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2006年06月26日

「アレクサンダー・テクニークの学び方 体の地図作り」バーバラ・コナブル&ウィリアム・コナブル



アレクサンダー・テクニークの学び方
いや、今月腰を痛めましてですね(^-^;;)元々肩とか首のコリがひどかったりもして、これを機に身体を根本から見直してみようかとまぁ思った次第で。
で、たまたまこの「Alexander Technique」というのに辿り着いてちょっと興味を持ったので学習してみようかな、と。
しかしこの本は残念ながらイマイチであった。ところどころ「おお」と感心もしたが、如何せん全般的に読みづらい。翻訳のせいかなぁ〜(^-^;;)何か文章がわかりづらかった。
他にもいろいろ文献でてるので挑戦してみよう…

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